【最新号】きずな18号(メールマガジン)配信

2020年01月31日

読者の皆さま、事情やむを得ず遅めの年始ご挨拶となりますが。
明けましておめでとうございます。

子年、年明け早々から中国発のコロナウィルスやあれやこれや、たいへん世間を騒がしていますが、何はともあれ皆さま方におかれましては今年もお元気でお過しいただくよう同窓会事務局一同、心より祈念させていただきます。
今年も同窓会への変わらぬご支援を賜りたくよろしくお願いいたします。

令和2年初めての“きずな”第18号、まず最初のトピックスです。

《九州・博多で大いに頑張る一商同窓生!!! 別府治幸さん(54期) 》

昨年末、浅草の飲食店で旧友とお酒を飲み交わしていたその時「ねえ、たっちゃん(わたしの事)博多での知り合いに別府さんという人がいるんだけど、その人の名刺に「都立第一商業高校卒業」と書いてあるんだ。愛校心の強い人なんだよね、きっと。
確か、たっちゃんはその同窓会の事務局長だったよね。その人のこと知ってる?」「別府さん?聞いたことないな…」そんな何気ない会話がきっかけで、自分の名刺に“都立第一商業高校卒業”と書き込む別府さんという人のイメージがわたしの中で大きく膨らんできました。

翌日、同窓会名簿で確認。別府治幸。54期、E組。所在「不明」でした。
別府治幸さんは博多で飲食店8店を経営している(有)アーバンの社長です。

母校一商を卒業して10年、九州・博多で27歳の時に居酒屋を開業。今や、あ・うんグループ8店を経営し、年商3億9千万円まで成長させた腕利き経営者です。
その上、居酒屋経営者が44名参加する勉強会も主宰され、居酒屋経営の指導にもあたっていられるそうです。
現在の姿だけを見れば順風満帆に見えるけど、時には逆風が吹くことも世の中の常です。別府さんも病気その他いろいろな障害に出会ったはず、きっと。でも、別府さんはめげることなく、それらをきっかけに経営の在り方を単に利益を追求するだけでなく、社会に役立つことを目指す方向に舵を切られたと紹介されています。

座右の銘は「人生はなるようになるのではなく、なりたいようになる」。素敵な言葉ですね。一商でも今年3月には180名余りの卒業生が社会に飛び立っていきます。かれらにも先輩・別府さんのこの言葉を伝えてあげたいと思います。
彼らにどこまで理解されるかは分かりませんが、自らの人生、運命を自らで切り開いていってほしいものです。

(インターネット検索データ情報から、文責・福崎41期)

《一商同窓会「子年・新年会」に参加しよう。参加してね。》

いよいよ一商同窓会令和2年「子年・新年会」の開催日が迫ってきました。
申込締切日は過ぎましたが、まだお席に余裕がありますので、皆さまお友達をお誘いあわせて是非お出かけください。

【日時】令和2年2月8日(土)13時から
【会場】南国酒家・原宿店(JR原宿駅表参道口から徒歩1分)
【会費】お1人6,500円

お申し込みは、一商同窓会事務局(山﨑、岩佐)まで、同窓会ホームページあるいはこのメルマガで連絡していただくか、℡ 03-6455-3731 fax 03-6455-3723にお願いします。

《「校歌」を二部合唱で歌う、音楽部OB・OGの皆さん出番ですよ》

卒業してしまうと「校歌」を歌う機会は激減、せいぜい1年に1回の「東京校歌祭」、同期会に限られてしまいます。その両方に参加しなければ聞く機会はほとんどない、あっ、あります。ユーチューブで“都立一商”と検索すると「一商100周年の歴史…」で聞けるはずです。(ごめんなさい、今、調べたところ、校歌は入っていませんでした)

さて、本題。音楽部OB早川 守さん(45期)は、合唱界ではリーダー、指揮者として有名な方です。以前お勤めになっていた会社やご近所で合唱団を組織し地道な合唱活動を続けてこられた方です。
その早川さんから、この度、ご自分で編曲された「校歌」の男女混成合唱用楽譜を提供していただきました。
ご希望の方は、事務局までお申し出いただければコピーを差し上げます。(電話などは上記と同じです)
今年の校歌祭で校歌の二部合唱を演奏できたらいいな、やりたいな。もと音楽部の皆さん、出番ですよ。

《「夢」であってほしいと思っていること》

一商同窓会は大正13年に創立され、今年は年齢に例えると96歳になります。長寿ということは素晴らしいことの反面、(メンバーの)加齢による障害がいろいろと出てきて困ることが多いのも実際です。
わたしたち一商同窓会もご多分に漏れず、加齢による障害・老害が顕在化し、大きなピンチを迎えようとしています。今のところは、まだ、最大ではないのですが、このまま、あと3年経つと「パーフェクト・ストーム」(完璧な嵐・複数の厄災が同時に起こって破滅的な事態に至る)に襲われると思われます。一商同窓会を襲う「パーフェクト・ストーム」とは、財政破綻(お金が絶対的に不足)、執行部不在(現執行部の後継者が出てこない)の二つです。
そうなると、どういう事態が起きるのか?
そうです。同窓会がなくなるのです。
皆さんはどう思われますか? なくたって全然、問題ない。どっちみち同窓会の行事には参加してないし、年会費も払ってないから関係ないや。そういうお考えの方も結構いらっしゃることでしょう。
それが、もし本当になくなったらどうなることでしょう?

まず持ち上がってくるのは、同窓会執行部の責任問題でしょう。「善良な管理者の義務」(回復できないまでの危機を分かっていながら放置していた)ことを問われる不名誉が降りかかるのです。この問題は皆さんにはあまり関りはないかもしれません。起きるのは、わたしたち現執行部に対する皆さんからの叱責、お前らはけしからんという非難の声。そして、わたしたち執行部は、それらの声に反論もできず、ごめんなさいと謝るしかない。しばらくはご飯も咽を通らない自分がいる。そんなことになるかもしれない。

そして、具体的に生じるだろうと予想されることは

[卒業生の住所他連絡先のデータが全て逸失する]

①(クラブやクラスで仲のいい友達以外)お互いに住所も連絡先も分からない、ひとりひとりの卒業生がばらばらになってしまう→同窓生の愛校心の表明・総意・結束を表す術がなくなる(周年記念寄付金募集協力等はあり得なくなる)
②定年になってクラスのみんなと会いたいなと思って、クラス会や同期会をやろうとしても連絡先が分からないのでできない→会社や団体から離れた(定年)後に関わり合える人間関係・交際の幅が狭くなる。

[学校の有力な支援組織が消滅する]

③卒業式、入学式への同窓会代表の参列他学校の支援団体としての役割、学校や在校生への支援活動ができなくなる。

[公益財団法人一商奨学会が機能不全=奨学金支給、海外研修ができなくなる]

④公益財団法人となった一商奨学会の存立基盤が脆弱化する(学校、PTA、同窓会の三者協力事業が二者構成になる。同窓会主導で進めてきた公益法人化はいったい何だったのか?極めて無責任な仕業としか言えなくなる)
⑥寄付をいただく母体である同窓会が廃止されれば海外研修奨学制度はすぐに破綻する。

冒頭に述べたように、これらのことは全て、わたしが最近よくみる“悪夢”です。一商同窓会がなくなるようなことはあってはならない。それがわたしたち執行部の総意であり思いです。
でも、皆さん方の多くが同窓会?そんなものいらないよ、というお考えならそういう方向で進むのも一つの選択。
存続させるか、させないか、それを選択するのに猶予されている時間はもう長くはありません。
存続を選択するのであれば、今、手をつけなければなりません。
そうしないと7年後には確実に同窓会はなくなっているのですから。(編集部)

《お知らせ》

・令和2年卒業式は3月3日(火)に行われます。ご参列を希望される方は、2月14日(金)までに事務局宛てご連絡ください。校長名での招待状を発行させていただきます。

・ウェルカムミーティングが3月2日(月)、卒業式予行日に行われます。これは昨年まで、簿記検定等各種資格取得者を表彰し記念品を授与するために行っていたものを、それに代えて今年は卒業生全員に卒業を祝い、同窓会入会記
念品、「同窓会のしおり」を贈呈する対面式形式で行うものです。

・「同窓会のしおり」に載せる「先輩同窓生からの歓迎のメッセージ」をお寄せください。一商を卒業し新しい社会に羽ばたいていく彼らへの励ましのメッセージをお願いします。

(了)