ご挨拶

2021年11月30日

令和3年も早いものであと1か月となりました。世間ではコロナ騒動もようやく収まり、日常の生活が戻ってきたようです。

季節は“秋冷涼の気が満ちて…”と校歌で詠われているまま随分と秋が深まり、日に日に寒さが厳しくなってまいりました。

皆さまにおかれましてはお元気にお過ごしでしょうか。これからは更に厳冬の時期を迎えくれぐれも風邪などひかれぬようお気をつけください。

さて、菊池前々会長(32期)から浅野前会長(45期)とせっかく13期も若返った会長職を、今回、41期の私が就任し4期も後退したのは、本来、とても残念なことでした。できることであれば50期くらいの方が就任していただければよかったのですが、その年代以降の方が本部役員には誰一人いなかったのです。70歳台という年代が壁となって、後継者のことを全く考えてこなかったということでもあります。

そこで、その壁をブレークスルーし、若い人たちが“自分が主役”だと思える一商同窓会に変えるためにはどうすべきか、同窓会が活動停止状態にあった中、広い(?)事務所でひとり思いめぐらしていました。あれやこれや思い悩んでいた時に「同窓会の仕事を手伝いたい」という方が現れました。このことは“干天に慈雨”そのことをきっかけに、現在は9名の若手の方に本部役員になっていただいています。

また、大先輩の中から大所高所からのご意見をいただくため7名の方に「顧問」となっていただき、定例ミーティングにもご参加いただける本部体制ができました。

そして、会長としての私の仕事は、現在までの同窓会が抱えている2つの課題「同窓会の存続」「財政再建…単年度収支の均衡」の解決への道筋をつけること、その上で次代のリーダーを育成しバトンを渡すことと考えています。

これらの課題を解決させるには力不足ではありますが、それでも皆さまからのお力添え、ご協力をいただければ、完全解決までは行かなくても何歩かは前に進むことができると確信しています。

会長就任に当たって私の思いを皆さまに披瀝させていただくことでご挨拶といたします。

都立一商同窓会会長 福崎達哉(41期、昭和39年卒)