〔報告〕国際ボランティア部・映画「有り、触れた、未来」上映

2026年3月5日に母校の視聴覚室で映画「有り、触れた、未来」が上映されました。

この作品は東日本大震災によって大切な人や希望を失った人々の物語。

恋人を亡くした元バンドマンの女性、現役を続ける老ボクサー夫婦、娘の結婚式を願う末期癌の母親、心に深い傷を負った少女と家族、その少女を支える教師や周囲の人々。それぞれの「魂の物語」が交差し少しずつ再生と希望へ向かっていくストーリーです。

斉藤監督が「生きる力」を表現したいと言う強い思いを持って映画化した作品です。
元バンドマンの女性は亡くなった恋人の形見のギターとパソコンが捨てきれず10年後の今パソコンに彼が歌を作っていたのを知ります。バンドマンのメンバーに頼んでその歌を元彼、娘の結婚式を楽しみにしていたステージ4の末期癌の母親への思いを込めて結婚式当日に熱唱しました。

老ボクサー夫婦は減量に苦しみ乍ら試合を行いKOされ、目に大怪我をしてしまいます。医師からは現役復帰は無理との診断。二人三脚で頑張って来た夫婦には溢れるものがありました。ボクサーの弟は兄の前向きな戦いを絶賛し兄弟の絆の深さを感じさせる内容でした。

心に深い傷を負った少女は父親も深い傷を負ったまま月日が流れ親子の間が上手くいかなくなっていきます。少女が怪我で入院した時おばあちゃんが孫に生きていてくれればそれで良い。私は笑って死にたいと話す。後に少女親子は本音を言葉にして言い合い徐々に距離が近くなって行く様子が描かれています。

作品を通して感じたことは「生きる力」親子や友人との「絆」の深さが生きていく中で大切なことだと考え直されました。過去の辛い傷もあると思うけど、未来に向けて希望をもって生き抜く事。それを教えてくれた映画だったのでは。監督の娘さんの舞木さんも生きる力の大切さをお話しされていました。

撮影地の東松島では毎年5月5日の子供の日に青い鯉のぼり祭りが開催され約2000匹の鯉が空を泳ぎます。この祭りの由来は震災で亡くなった子供が毎年青い鯉のぼりを楽しみにしていたことによるとか。

国際ボランティア部から昨年東北の被災地の視察スタディが予定されていましたが丁度カムチャッカ地震と重なり向かう途中で津波警報が発令された為行く先の生活が脅かされる可能性、自分達の安全を考え中止となったと報告がありました。

映画「有り、触れた、未来」公式サイト|HOME

Report: Okamoto